小林製薬(大阪市)の紅こうじサプリメントを巡る健康被害問題で、大阪弁護士会所属の弁護士17人が9日、全国で初めて被害相談などに応じる弁護団を結成したと発表した。結成は8日付で、相談はウェブサイトで受け付ける。
弁護団によると、対象は腎機能障害の発症者で、小林製薬との損害賠償交渉を請け負う。
小林製薬は3月、サプリ摂取者に腎疾患などの患者が出ていると発表し問題が発覚。未想定のプベルル酸が検出され、厚生労働省が腎障害の原因物質と確認した。弁護士会は4月に無料電話相談を実施し80件の被害情報が寄せられた。因果関係は不明だが死亡例に関する相談も7人分あった。
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