去年10月、仙台駅付近を走行していた東北新幹線の車内で、手荷物のかばんから硫酸が漏れ、持ち主で、東京の地質調査などを行う会社の40代の男性役員のほか、乗客の当時5歳だった子どもと、その両親の合わせて4人がやけどをしました。
警察によりますと、漏れた硫酸は会社役員が調査で使うために青森県の駅からペットボトルに入れて持ち込んだもので、座席の足元で硫酸が漏れたため、デッキに運ぼうとした際、さらに広がったということです。
ペットボトルは溶けていたということで、警察は、この役員と硫酸を運ぶよう指示した80代の父親の2人について、適切な容器に入れるといった安全対策を取らずに新幹線に硫酸を持ち込み、乗客にけがをさせたとして、業務上過失傷害の疑いで書類送検しました。
警察の調べに対して2人は容疑を認めているということです。
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