熊本県八代市の市立小で、小学3年だった男児に同級生が繰り返した暴力を、担任教諭が黙認し助長するなどしたため、男児が登校できなくなったとして、両親が市に約555万円の損害賠償を求め提訴し、第1回口頭弁論が9日、熊本地裁(川崎聡子裁判長)で開かれた。原告側によると、市側は争う姿勢を示した。
訴状によると、2023年1月、学校に行きたくないと言っていた男児が3学期初めて登校した日、同級生から蹴られたり首を絞められたりしたのに担任は止めず、執拗に男児を追い回した同級生に「一発だけよ」と言って殴らせたとしている。
男児は同月、PTSDの診断を受け、翌2月に転校した。
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