留学と偽って在留資格認定証明書を申請するなどして中国人の女の不正入国を援助したとして、京都府警は8日までに会社員の周吉巍(シュウキチギ)容疑者(45)=東京都北区=と日本語学校事務局長の兪玲(ユレイ)容疑者(39)=埼玉県川口市=を出入国管理法違反の疑いで逮捕し、発表した。2人は容疑を否認しているという。

 生活保安課によると、周容疑者は中国人の女(35)から依頼を受け、兪容疑者と共謀して2023年から24年にかけ、女が日本語学校に留学するという趣旨のうその書類を東京出入国在留管理局や総領事館に提出。在留資格認定証明書やビザを取得し、女の不正入国を営利目的で援助した疑いがある。入国後、女は京都市内の風俗店で働いていたという。

 府警は8月、不正に入国したとして、女を同法違反の疑いで逮捕。女は「日本の風俗店で働くため、在留期間の長い留学資格を得ようと仲介を依頼した」という趣旨の話をしているという。周容疑者は兪容疑者に留学生を仲介していたという。(関ゆみん)

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