東京電力福島第1原発では9月30日、1号機の原子炉格納容器内の放射線量調査を始めた。今年2~3月の前回調査よりも、注水量を減らした影響で容器内の水位が低下しており、溶融核燃料(デブリ)などの堆積物が露出しているとみられることから、線量が変化している可能性がある。10月4日までに、昼夜2回ずつ実施。1回の調査は約2時間で、格納容器の横側から装置を入れ、線量や温度を測り、内部をカメラで撮影する。結果は、デブリの調査装置の設計などに生かす。  2号機の使用済み核燃料プールからあふれた水を受ける「スキマサージタンク」の水が8月、建屋内に漏えいしたことを受け、東電は10月1日、調査に着手。ドローンなどを活用し漏えいした場所を特定した。


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