北海道帯広市では、認知症やその疑いがある高齢者の家族などにQRコードが印刷されたシールを配る取り組みを行っています。

QRコードをスマートフォンなどで読み取ると番号が表示され、それを警察に伝えることで個人情報がわかる仕組みで、行方がわからなくなった際にも素早く個人を特定し、早期発見につなげようというものです。

この仕組みを活用してもらおうと5日、帯広市内の公園で訓練が行われました。

訓練にはおよそ50人が参加し、高齢者役の人を驚かせないように注意しながら声をかけ、QRコードを読み取って警察に連絡するまでの流れを確認していました。

参加した50代の女性は「QRコードがあるととてもいいと思います。知らない人どうしなので声をかけるのは難しいですがこれからは声をかけるようにしていきたい」と話していました。

帯広市地域福祉課の齋藤周平課長は「冬になるとこれまで以上に発見の遅れが命に関わるので、QRコードをつけているお年寄りがいたら困っているかもしれないと思って気にかけてほしい」と話していました。

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