天皇、皇后両陛下は5日、佐賀市のSAGAスタジアムで開かれた第78回国民スポーツ大会「SAGA2024」総合開会式に出席した。
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天皇陛下はあいさつに先立ち、1月に発生した能登半島地震と、各地の大雨や台風による犠牲者に深い哀悼の意を表し、被災者が「一日も早く安心して暮らすことができるようになるよう、復旧・復興が進むことを願っております」と述べた。
同大会は、1946年に始まった国内最高峰の総合競技大会、旧国民体育大会が「国民スポーツ大会」と名称変更して初めて開催されるもの。天皇陛下は「新たな大会の幕開けとして、多くの人々に支えられて開催されるこの大会が、長く心に残る、実り多いものとなることを期待」していると述べた。
今大会から整列での行進ではなく、都道府県ごとに選手団が手を振るなどして入場する方式に変わった。競技場の式典ステージ前で県のマスコットキャラクターのぬいぐるみを投げたり、宙返りを披露したりしてアピールする各選手団に、両陛下は笑顔で拍手を送っていた。(中田絢子)
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