上野動物園(東京都台東区)で生まれた双子のジャイアントパンダ、オスのシャオシャオとメスのレイレイが別居してから10日以上が経つ。同園によると、2頭は落ち着いて暮らしているという。

 シャオシャオとレイレイは生まれてから同じ部屋で過ごしていた。仲が良く、お互いを攻撃し合うこともなかったが、成長するにつれて体が大きくなり、じゃれ合いが激しくなってきた。どちらかがケガをする恐れがあるとして、今月15日、双子を別々の部屋に分けた。

 園の25日の発表によると、別居後も、互いの不在を気にする様子はないという。パンダはもともと単独で生活する動物。野生では1歳半から2歳にさしかかる時期に親離れをして独り立ちをする。6月に3歳になる双子も、別居しても問題のない年齢になっているといい、担当者は「1頭1頭で暮らすのは、成長の証し」と説明する。(本間ほのみ)

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