北朝鮮による拉致被害者横田めぐみさん=失踪当時(13)=が5日で60歳の誕生日を迎えるのを前に母早紀江さん(88)が3日、川崎市で報道陣の取材に応じた。還暦になった娘の姿を「想像できない」と語った上で「帰ってきてくれたら、黙って抱きしめてあげたい。元気で生きていてほしい」と述べた。

 めぐみさんは1964年10月に名古屋市で生まれ、体重は3千グラム以上だった。早紀江さんは「初めて抱っこした時の重たい感触が忘れられない。ベビーカーに乗せて公園に散歩に行ったこととか、すべてが懐かしい」と振り返った。

 めぐみさんは新潟市立中1年だった77年11月15日、下校中に消息を絶った。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。