元日の能登半島地震で倒壊し、横倒しのままとなっている石川県輪島市の7階建てビルに関し、倒壊原因を究明するための国土交通省による地盤調査が始まったことが3日、関係者への取材で分かった。一方、ビルの公費解体の着手時期について、輪島市の担当者は「いつになるか決まっていない」と話している。
原因解明に不可欠な基礎部のくいの調査も今月上旬にも始まる見通し。市がビル解体を進めることで、国の調査に影響する可能性があり、国交省と市は時期などの調整を重ねてきた。
市によると、ビルと同じ敷地に立つ、倒壊を免れた3階建ての建物についても公費解体が申請されており、この別棟の解体を7日に開始する。
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