不発弾が爆発し、駐機場と滑走路をつなぐ誘導路で直径約7メートル、深さ約1メートルの陥没が確認された宮崎空港で3日朝、航空各社の運航が再開された。2日朝に起きた陥没の原因調査と誘導路復旧のため、夜まで滑走路が閉鎖され、80便以上が欠航していた。
陸上自衛隊によると、戦時中の250キロ爆弾で、爆発の原因を調べている。国土交通省宮崎空港事務所によると、アスファルト片が滑走路を含む半径約200メートルの範囲に飛び散った。
爆発は2日午前8時前、空港東側の誘導路で発生。けが人はなかった。直前に国内線4便が誘導路を通っていた。航空大学校提供の映像によると、出発機が誘導路を通った約2分後、激しく土煙が上がる様子が映っていた。
宮崎県串間市の会社員、島田友樹さん(47)は仕事で福岡に向かうため3日の最初の便を予約していたが「飛ぶのかなと心配で昨日何度も問い合わせをしたがつながらず、鹿児島発の便に振り替えるか考えた」と判断を迷ったと明かした。
羽田発の便で3日早朝に到着した宮崎市在住の看護師、広重花鈴さん(21)は、アイドルのイベントに参加するために母、由起子さん(49)と東京に旅行していた。「昨日の便で帰る予定だったが、欠航で振り替えた。今日はこのまま仕事なので遅れて出勤します」と疲れ切った様子だった。〔共同〕
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