宮内庁は、天皇、皇后両陛下が6月下旬に国賓として英国を訪問されると発表した。27日付。今年に入ってチャールズ国王から両陛下に招待があり、準備を進めているという。両陛下の国際親善目的での外国訪問は、昨年のインドネシア以来、即位後2度目。

同庁関係者によると、滞在は1週間程度で、バッキンガム宮殿で開かれる歓迎行事などへの出席のほか、両陛下が留学したオックスフォード大への訪問も検討されている。両陛下の英国訪問は、2022年にエリザベス女王の国葬に参列されて以来となる。

両陛下の訪英は即位翌年の20年春に予定されていたが、新型コロナウイルス禍の影響で延期となった。今回は、がんの診断を受け治療している国王の体調などを考慮して慎重に検討された。英王室ではウィリアム皇太子の妻キャサリン妃も、がんと診断され化学療法を受けていると明らかにしていた。

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