埼玉県所沢市の住宅に複数の男らが押し入り現金を奪った事件で、強盗致傷容疑などで逮捕された男3人が交流サイト(SNS)で「闇バイトに応募した」とする趣旨の供述をしていることが2日、捜査関係者への取材で分かった。いずれも事件前に面識はなかったとみられ、県警は他に指示役がいるとみて調べる。

捜査関係者によると、3人は闇バイトを募る秘匿性の高い通信アプリを利用。いずれも「当初は簡単な仕事だと説明を受けたが、次第に内容が変わり今回の犯行に加担した」と話している。応募に際し、自身の運転免許証を送っており「抜け出せなくなった」とも供述しているという。

犯行に使われたとされる車のうち2台は、9月30日に東京都国分寺市で発生した強盗致傷事件で使用された車両と同一とみられ、警視庁などは2事件の関連を捜査。同28日に東京都練馬区の住宅で起きた強盗致傷事件との関連も調べている。〔共同〕

【関連記事】

  • ・「トクリュウ」実行役、SNS経由が4割 特殊詐欺の脅威増す
  • ・連合捜査班「TAIT」で全国一丸に 特殊詐欺巡り警察庁

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。