大分市に新たに設けられたのは「おおいた消防指令センター」で、10月1日の記念式典で大分県の佐藤知事が「県民の安心安全が大きく図られる体制が整ったと思います」とあいさつしました。

このセンターでは、これまで県内各地の消防局や消防本部が受けてきた119番通報を、36の電話回線で受け、現場に近い消防署に通報内容を伝えます。

ことし7月から順次、切り替えを進め、安定的な運用が確認されたとして、1日から本格的な運用が始まりました。

電話回線や対応にあたる職員を集中させることで、119番がつながらないケースを減らし、救急や火災、災害への迅速な対応につなげたいとしています。

県によりますと、都道府県単位で119番通報を一括して受け付け、出動指令を出す取り組みは、大分県が初めてだということです。

古澤雄一センター長は「災害をはじめさまざまな事案に対応できるよう努力したい」と話していました。

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