第2次世界大戦後、シベリアなどで抑留中に死亡した日本人について、厚生労働省は12日、新たに判明した計26人を死亡者名簿に追加した。今後、過去の資料などと照合して身元の特定作業を進める。
厚労省は、抑留中死亡者の名簿を2015年から毎年公表している。今回新たに追加されたのは、昨年度に新たに判明したシベリア地域での死亡者2人、モンゴル地域での死亡者24人。ロシアとモンゴルから提供された資料をもとに、作業を進めた。
また、今年3月には新たに計13人の身元が判明したという。厚労省によると、死亡した日本人抑留者は全体で約5万5千人。このうち、約4万1千人の身元が判明した。同省のホームページで名簿を公開している。(高絢実)
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