熊野速玉大社の「御船祭」を前に、境内の倉庫から出された「早船競漕」用の木造船=1日朝、和歌山県新宮市

 和歌山県新宮市の世界遺産・熊野速玉大社で1日、神事「御船祭」の行事「早船競漕」で使用する木造船9隻が境内の倉庫から出された。祭りは15、16日に行われる予定で、競漕はクライマックスを飾る行事。  1日午前5時半ごろ、船をこぐ若者らが大社の倉庫に集まり、次々に船を出した。出場する同市の消防本部職員後岡賢さん(42)は「気が引き締まった。いよいよ本番。優勝を目指す」と意気込んでいた。  早船はスギやヒノキで作られた小型船で、長さ約9メートル、最大幅約1・5メートル。競漕は大社近くの熊野川で16日午後4時半ごろ開始予定で、約1・6キロ上流にある御船島を3周するなどして着順を競う。


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