福島県会津若松市の猪苗代湖で2020年、プレジャーボートで突っ込み、水上レジャー中の小学生ら3人を死傷させたとして、業務上過失致死傷罪に問われ一審福島地裁で禁錮2年の実刑判決を受けた佐藤剛被告(47)の控訴審初公判が30日、仙台高裁(渡辺英敬裁判長)であった。弁護側は改めて無罪を訴え、検察側は控訴棄却を求めた。

 昨年3月の一審判決によると、被告は20年9月6日午前11時ごろ、安全確認が不十分なまま航行。ライフジャケットを着て湖面に浮いていた3人を船尾のスクリューに接触させ、千葉県野田市の小学3年豊田瑛大君=当時(8)=を即死、母親ら2人に両脚切断などの重傷を負わせた。

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