祈祷を引き受ける際、契約解除に関する事項を記載した書面を依頼者に渡さなかったとして、岩手、山形両県警合同捜査本部は30日、特定商取引法違反(書面不交付)の疑いで、山形県酒田市の宗教法人大日院の大津幸雄容疑者(69)ら僧侶3人を逮捕したと発表した。逮捕は29日。

 残る2人は福島市の宗像法照(本名・真鍋明夫)容疑者(67)、山形県東根市の藤峰真寿(同・斎藤周二)容疑者(58)。両県警は3人の認否を明らかにしていない。

 大津容疑者の逮捕容疑は2022年6月~24年4月、岩手県一関市や宮城県登米市などで、祈祷を依頼した男女5人に対し、契約解除事項を記載した書面を交付しなかった疑い。

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