児童手当の主な変更点

 10月から児童手当が拡充。0歳~中学生としている支給対象を高校生年代に延長。所得制限を撤廃するほか、第3子以降は月3万円に増額する。10月分から適用し、拡充後の初支給は12月となる。政府は「次元の異なる」とうたう少子化対策で、児童手当拡充を子育て世帯への経済支援の柱に位置付けている。  第1子と第2子への支給は、0~3歳未満が1人当たり月1万5千円で変更はない。3歳以上は、高校生年代まで対象を広げて月1万円支給する。第3子以降は加算し、これまでの1人当たり月1万5千円から3万円に引き上げる。  支給の基準となる子どもの数え方を見直す。これまでは、第1子が高校生年代を超えると、第3子が第2子の扱いとなっていた。一定条件を満たす場合「22歳になる年度末」までを子どもの数に入れる。  児童手当の支給回数も変わる。従来は原則として4カ月分を年3回(毎年6月、10月、2月)に分けていた。今後は「子育て世帯の使い勝手が良いよう」(政府関係者)に2カ月分を年6回、偶数月に支給する。


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