秋の全国交通安全運動(21~30日)にあわせ、警視庁などは28日、東京都目黒区の目黒区民センターホールで交通安全や特殊詐欺への注意を呼びかけるイベントを開いた。タレントの高田純次さんが目黒署の一日署長を務め、「自転車に乗るときはヘルメットをつけて」などと呼びかけた。

 地元のお年寄りや小学生ら約300人が参加し、目黒署員が横断歩道の安全な渡り方や、特殊詐欺の手口を解説した後、ゲストとして高田さんが登場した。

 高田さんは最近、自転車に乗るときは必ずヘルメットをかぶっているという。自転車乗車時はヘルメット着用が努力義務化されており「法律を守っている感じがして気持ちいいですよ」と話した。また、他人からもうけ話を持ちかけられたときの対処法として「もうけるならまずはお前がやれ、と言って断ろう」と話し、笑いを誘った。

 目黒署の浜田勝行署長は「これからも事件や事故のない安全安心な街づくりに取り組む」とあいさつした。警視庁によると、都内では今年、前年同期比で13人増の103人(27日時点)が交通事故で死亡しているという。(吉村駿)

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