子育てなどで忙しい人に向けたイベント「子育て中だから考える自分のこと、これからのこと」が28日、東京都世田谷区の昭和女子大グリーンホールであり、320人の親子らがトークショーなどを楽しんだ。

対談する清水健さん(中)と飯田佳奈子さん。左は進行役の今川綾音編集長=28日、東京都世田谷区の昭和女子大で(池田まみ撮影)

◆「パートナーにありがとう、伝えて」

 東京新聞の子育てウェブメディア「東京すくすく」が主催。生活面とすくすくで「子育て日記」を連載するフリーアナウンサーの清水健さん(48)が登壇した。清水さんは、長男が生後4カ月の時に妻を乳がんで亡くした。妻の意識がなくなって初めて「ありがとう」と言えたと語り、「恥ずかしいかもしれないが、今という一緒にいられる時間があるのなら(パートナーに)伝えてほしい」と呼びかけた。  第2部では、民放初の乳幼児向け番組「シナぷしゅ」を手がけるテレビ東京の統括プロデューサー飯田佳奈子さん(36)と清水さんが対談。「自分の体のことは後回しになりがち」という清水さんの投げかけに、飯田さんは「人間ドックをデートの時間にして、夫婦で行っている」と紹介した。

じゃんけん大会で盛り上がる(左から)今川綾音編集長、清水健さん、飯田佳奈子さん、ぷしゅぷしゅ

◆「シナぷしゅ」キャラクターも登場

 「シナぷしゅ」のメインキャラクター「ぷしゅぷしゅ」も登場。子どもたちは一斉にぷしゅぷしゅのいる舞台の方へ集まっていた。  乳幼児連れでも安心して楽しめるよう、授乳スペースやおもちゃコーナーを用意。4カ月の赤ちゃんを連れた斉藤真子さん(31)=府中市=は、「会場を出てすぐの場所に遊べる場所があるのは助かった」と話した。(浅野有紀) 【関連サイト】東京新聞の子育てウェブメディア「東京すくすく」 

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