1人暮らしで訪問介護サービスを利用していた山口県岩国市の女性が2020年、新型コロナウイルスの感染が拡大していた東京都から娘2人が帰省したことを理由にサービスを解除されたのは不当として市内の医療法人に損害賠償を求めた訴訟の判決で、山口地裁岩国支部は27日、33万円の支払いを命じた。
被告の医療法人南和会(同市)は「判決内容を把握した上で対応する」とコメント。原告の娘の1人は判決後の記者会見で「同様に不当な対応を受けて泣き寝入りした人もいると思う。この判決を多くの人に知ってほしい」と述べた。
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