みずからのパワハラの疑いなどで告発された問題で、兵庫県の斎藤知事は先週、県議会から不信任を議決され、辞職・失職するのか、県議会を解散するのか、その対応が焦点となっていました。
斎藤知事は26日、2時間余りにわたって記者会見し「大変思い悩んできた。県政にとって大きな判断だが覚悟を決めた」と述べ、県議会は解散せず今月30日付けで失職し、出直し選挙に臨む意向を表明しました。
その上で「県政が混乱していたのは認めざるをえない。今回の問題は私のこれまでの対応などがおかしいということなので、みずから信を問うことが大事だ」と述べました。
【詳しく】兵庫 斎藤知事 失職し 出直し知事選に立候補を表明
県選挙管理委員会によりますと、知事選挙は今のところ11月10日か17日の投開票が想定されているということで、今月30日に会合を開いて決定する方針です。
知事選挙に向けては、これまでに、医師の大澤芳清氏が共産党の推薦を受けて無所属で立候補する意向を表明しています。
また県議会の各党も動き出していて、自民党は独自候補を擁立したい考えで、公明党とも調整する方針です。
維新の会は、独自候補の擁立も含めて検討を進めています。
立憲民主党は同じ会派の県議会議員とともに対応を協議したいとしていて、今後、各党の動きが活発になる見通しです。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。