所有する不動産について虚偽の所有権移転登記をしたなどとして、強制執行妨害目的財産譲渡仮装などの疑いで元タレントの羽賀研二(本名・当真美喜男)容疑者(63)=沖縄県北谷町=ら7人が逮捕された事件で、所有権を移した会社が登記の前月に設立されていたことが26日、愛知県警への取材で分かった。県警は取得した不動産の差し押さえを免れるため設立したとみて、同日7人を送検した。

 羽賀容疑者は2016年、未公開株の売買を巡る民事訴訟で計約3億9千万円の支払い命令を出された。県警によると、差し押さえを免れるため、自身が代表取締役を務める会社に所有権を移転する虚偽の登記をした疑いが持たれている。

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