中古貨物船の輸出先を偽って税関に申告したとして、警視庁公安部は26日、関税法違反(虚偽申告)の疑いで、大阪市西区の船舶売買会社「丸吉通商」と60代の男性代表取締役を書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。アラブ首長国連邦(UAE)と申告し、イランに輸出していたという。
書類送検容疑は2021年5月ごろ、船1隻をUAEの企業に輸出すると税関に虚偽申告した疑い。警視庁は認否を明らかにしていない。
代表取締役は取材に「虚偽は一つもない」と説明している。
船は499トンで、1997年に完成。鉄道建設・運輸施設整備支援機構などが所有していたが、丸吉通商が入札で購入していた。
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