能登半島の記録的豪雨を受け、能登半島地震で石川県輪島市のキャンパスが被災し、東京都青梅市に一時避難している日本航空高石川と日本航空大学校石川の学生らが25日、青梅市内で募金活動を始めた。集まった募金は日本赤十字社を通じて被災地に届けられる。  青梅市が学校側に「青梅からできることをしよう」と呼びかけて実施。この日、JR河辺駅では学生らが募金箱を手に「ご協力をお願いします」と声を上げ、通勤客らが「応援しているよ」などと応じていた。

能登豪雨の募金活動をする学生ら=25日、東京都青梅市のJR河辺駅で

 輪島朝市近くの実家が震災時に半壊した輪島市出身の同大学校3年、古谷美颯(みはや)さん(20)は「見慣れた景色が、知らない場所になってしまった。震災でゼロになった能登がマイナスになった」と嘆いた。  地震で校舎が被災した両校は、学校法人明星学苑(東京都日野市)から明星大青梅校の施設を無償提供され、学生・生徒900人と教職員らが避難。今春から授業を再開している。(長竹祐子) 

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