東京電力福島第1原発の敷地内に並ぶ処理水の保管タンク=2月

 国際原子力機関(IAEA)の調査団は26日、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出の安全性を検証する作業を終えた。第1原発の現地調査に臨んだ24日には、停電で放出が約6時間半にわたり停止。東電から説明を聞き取った。数カ月後をめどに報告書をまとめるとみられる。  調査団の来日は、昨年8月の放出開始後では2回目、放出作業中の検証は初。IAEA職員と放出に反発する中国を含む海外の専門家で構成され、今月23日以降、経済産業省や原子力規制庁、東電の担当者と意見交換し、放出の実績や放射性物質の監視状況を確認した。  処理水放出停止は、構内での掘削作業中に電源ケーブルを損傷したことが原因という。


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