厚生労働省は24日、児童相談所が2022年度に児童虐待の相談を受けて対応した件数は、昨年こども家庭庁が速報値として発表した21万9170件から約4千件減り、21万4843件だったと福祉行政報告例で公表した。速報値発表後、一部自治体で記入要領に沿わない報告があることが判明し、再集計した。  件数は1990年度の統計開始以来、毎年増加している。こども庁は「増加傾向に変わりはない。件数は施策立案のための重要な数値で、誤りがあったことは改善すべきだと考えている」とした。  自治体からの報告内容に、児相が対応した結果虐待ではないと判断した事例などが含まれており、修正報告を求めて集計し直した。


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