【ロサンゼルス=共同】米西部カリフォルニア州の連邦地裁は23日、大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手(30)の元通訳で、銀行詐欺罪などに問われた水原一平被告(39)の量刑言い渡しの期日を10月25日から12月20日に延期すると決定した。水原被告の弁護人が22日、延期を申し立てていた。
弁護人は、水原被告がギャンブル依存症に関する鑑定を受けるため、精神医学の専門家を探していると説明。連邦地裁に提出する書類作成に時間が必要だと主張した。延期について、検察側と合意していたという。
同州ロサンゼルスの連邦地検によると、水原被告は2021年11月ごろから24年3月ごろにかけ、借金返済のため大谷選手の口座から約1659万ドル(約23億8500万円)を盗み、スポーツ賭博の胴元側に不正に送金した。大谷選手の口座から得た金を課税所得として報告しなかったとする虚偽の納税申告の罪にも問われている。
水原被告は連邦地検との司法取引に応じ、罪を認めている。
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