福井駅西口に新たな「恐竜」が現れた。白亜紀前期の大型の肉食恐竜「スコミムス」のロボットで、県が設置した。
全長約10㍍、高さ約4㍍。スコミムスは「ワニもどき」の意味で、魚を食べていたとされ、ワニのような細長い口先に約100本の歯が並び、前脚に鋭い大きな爪がある。
表情や動きを調整したり、太古の水辺や湿地のように地面を装飾したりして、今月末には完成予定。完成後は頭や首が動いて、鳴き声を上げる。
作業途中でも、親子連れらが次々と足を止め、写真を撮っていた。「頑張ってね」と作業員に声を掛ける子もいた。
県は当初、3月の北陸新幹線の県内開業に間に合わせる計画だったが、ウクライナ情勢などの影響で部品調達が遅れた。整備費は約1億円。
同駅周辺の恐竜のモニュメントやロボットは23体となり、新幹線開業に向けて進めてきた恐竜整備は完了する。(永井啓子)
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