青森県は19日、パリ五輪の近代五種男子で日本勢初の表彰台となる銀メダルに輝いた佐藤大宗選手(30)=青森市出身=に、県民栄誉賞を授与した。県庁で宮下宗一郎知事から表彰状を受け取った佐藤選手は「青森県の皆さんの熱い応援やサポートのおかげ。県をスポーツで盛り上げたい」と笑顔で話した。  佐藤選手は記者団に、認知症などで闘病中の父勇蔵さん(70)と18日、五輪後初めて会ったと明かした。「おやじにメダルをかけたい気持ちがあったから最後まで戦い抜けた」と振り返り、実際にメダルをかけてあげたところ、勇蔵さんは元気を振り絞って「押忍」と答えたという。


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