2018年に「紀州のドン・ファン」と呼ばれた資産家野崎幸助さん=当時(77)=を殺害したとして公判中の元妻須藤早貴被告(28)に関し、別の男性から現金をだまし取ったとする詐欺罪で懲役3年6月とした和歌山地裁判決が確定したことが18日、分かった。期限の17日までに検察側、被告側双方が控訴しなかった。  被告は野崎さんに致死量の覚醒剤を摂取させて殺害したとする殺人罪で公判中。詐欺罪の審理は分離されて行われた。  2日の地裁判決は、被告は15年3月~16年1月、札幌市の男性から海外留学の準備金などの名目で現金計約2980万円をだまし取ったとした。


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