北海道旭川市の中学2年広瀬爽彩さん=当時(14)=がいじめを受け自殺した問題で、市は13日、いじめと自殺の因果関係を認めた再調査委員会の報告書を公表した。「被害者が心身の苦痛を感じる行為」をいじめとする「いじめ防止対策推進法」の定義の理解が学校関係者に欠けていたと分析し、心身の苦痛を正しく評価することを求めた。

 また学校では同法が設置を義務付けた「いじめ防止対策組織」が機能不全に陥っていたと指摘。全国各地の教育委員会に対策組織の状況を調査し、適切に運用するよう提言した。

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