北海道立江差高等看護学院で教員のパワハラを受けた男子生徒=当時(22)=が2019年9月に自殺した問題で、北海道が適切な予防や対策を怠ったとして、生徒の母親が約9500万円の損害賠償を求め、函館地裁に近く提訴することが13日、代理人弁護士への取材で分かった。生徒の命日である18日に予定している。
植松直弁護士によると、第三者委員会が認定した教員3人のパワハラを巡り、歴代の学院長が放置し、北海道も対策を取らなかったとしている。
北海道は23年5月、第三者委の調査結果を受けて遺族に謝罪したが、損害賠償の交渉では自殺との相当因果関係は認められないと主張した。
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