2013年12月「王将フードサービス」の京都市の本社前で、社長だった大東隆行さん(当時72)が拳銃で撃たれて死亡した事件では、福岡県の特定危険指定暴力団・工藤会系の暴力団幹部、田中幸雄被告(57)が銃撃の実行役として、おととし殺人と銃刀法違反の罪で起訴されています。
田中被告の裁判は裁判員裁判の対象ですが、京都地方裁判所は11日までに裁判官だけで審理することを決めました。
工藤会をめぐっては、組織のトップの裁判などでこれまでも裁判員裁判の対象から除外し、裁判官だけで審理されるケースが相次いでいて、今回も検察が「裁判員が危害を加えられるおそれがある」などとして、対象から除外するよう請求していました。
この裁判は、証拠や争点などを絞り込む公判前整理手続きが行われていて、初公判の日程は決まっていません。
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