書類送検されたのは、大阪市北区に住む広告会社の38歳の男性役員です。

警察によりますと、役員は千葉県内にあった病院のウェブサイトの“住所”にあたるドメインをオークションで購入してサイトを復元し、去年9月から11月にかけて、写真事務所が撮影した院内の画像などを無断で使用したとして著作権法違反の疑いが持たれています。

病院は去年廃業していて、役員は復元した病院のサイトに健康食品やサプリメントなどの広告を掲載し、その売り上げの一部を報酬として得ていたとみられるということです。

調べに対し役員は「病院は検索サイトで上位に表示されるので、収入を増やすためにホームページを復活させた」と供述し、容疑を認めているということです。

警察は閉鎖したサイトのドメインがオークションなどで売買され、犯罪に利用されるケースが出てきているとして、取締りを強化することにしています。

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