オープンしたのは、2018年7月の西日本豪雨で大きな被害を受けた東広島市の安芸津町にある築およそ100年の古民家を使った雑貨店です。

開店を前に、古民家の所有者の妻でみずからも復興に向けて地域でイベントを開いている本田縁さんが「古民家から町全体に人を引き寄せていただけるとありがたいです」とあいさつしました。

そして店が開くと、訪れた人たちは子ども向けの帽子やハンドメイドの小物など広島県内の作家の作品を中心に集められた商品を手に取ったり写真に撮ったりして買い物を楽しんでいました。

店内には西日本豪雨で浸水した跡や、はがれた壁の塗装があえてそのまま残されていて、訪れた客は店主の槌橋純子さんから説明を受けていました。

60代の女性は「手作り感があってすごくいいなと思いました。身近で被害にあった人たちを見ているので、復興に向けたイベントが行われるのはすてきなことだと思います」と話していました。

店主の槌橋さんは「安芸津を盛り上げるということで、空き家を貸していただく形になりました。来たら笑顔になれるお店になったらいいなと思っています」と話していました。

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