天皇、皇后両陛下と長女愛子さまは9日、東京都千代田区の東京ステーションギャラリーで開催中の回顧展「空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン」(東京新聞など主催)を鑑賞された。

「空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン」展を鑑賞される天皇ご一家。㊨は東京ステーションギャラリーの冨田章館長=東京都千代田区で

 天皇陛下はフォロンの作品にたびたび登場する帽子をかぶった人物「リトル・ハット・マン」をかたどったブロンズ像「人」について「一つ一つの作品にメッセージがあるのですね」などと質問しながら鑑賞。案内したギャラリーの冨田章館長は「一点一点の作品を丁寧に見ているのが印象的だった」と語った。  ベルギーを代表する芸術家フォロンは「タイム」「ザ・ニューヨーカー」といった米雑誌の表紙画で注目された。映像、絵画、彫刻など多様な表現で、社会的メッセージを含んだ創作を手がけた。回顧展は都内では9月23日まで。来年1月11日~3月23日に名古屋市美術館でも開く。(山口登史)

「空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン」展を鑑賞される天皇ご一家=東京都千代田区)で



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