石川県野々市市でいじめを訴えていた同市立中学1年の女子生徒=当時=(13)=が2021年に自殺した問題で、生徒の両親が市に損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が9日、金沢地裁であり、父親は「学校側が娘のSOSを真剣に受け止め、いじめをやめさせてくれていたら、命を絶つことはなかった」と意見陳述した。市側は請求棄却を求めた。
訴状によると、生徒は20年以降、同じクラスの複数の女子生徒らからいじめを受けた。生徒が「いじめを受けている」と学校のアンケートに複数回回答していたにもかかわらず、学校側は十分な聞き取りや確認をせず、注意義務を怠っていたとしている。
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