旧「ビッグモーター」の川崎市にあった店舗の店長だった馬籠太被告(33)は、2022年10月に本社からの指示で、店の前の街路樹を無断で伐採したとして器物損壊の罪に問われました。

これまでの裁判で、元店長は起訴された内容を認め、検察は罰金20万円を求刑していました。

9日の判決で、横浜地方裁判所の吉井隆平裁判長は「会社の業務として公共の財産を損壊するという大胆で反規範的なものだ」と指摘しました。

そのうえで、「本社の指示に背いて降格処分になることを懸念したという動機は、自己保身的で身勝手なものと言わざるを得ず、刑事責任は軽視できない」などと述べ、求刑どおり罰金20万円の有罪判決を言い渡しました。

事件をめぐっては、元店長に伐採を指示した51歳の元役員も器物損壊の罪で起訴されています。

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