棚田「白米千枚田」で稲刈りをする人たち(7日、石川県輪島市)=共同

能登半島地震で被災した石川県輪島市の棚田「白米千枚田」で7日、県立輪島高の生徒やボランティアらが稲刈りをした。維持管理する白米千枚田愛耕会のメンバーから説明を受けた後、参加者は和気あいあいとした雰囲気の中、たわわに実った黄金色の稲を手作業で刈り取っていった。

地震で千枚田はひび割れが生じるなど、約千枚のうち約8割に被害が出た。無事だったり、修復が完了したりした約120枚には稲が植えられ、収穫の時期を迎えた。同県珠洲市から訪れた米農家、松本恵さんは「今年は米作りができないと思っていたので、感無量」と笑顔を見せた。

収穫した稲は、10日前後天日干しした後、精米される。輪島市によると、稲刈りは当初、今月2日に始める予定だったが、大雨の影響で延期され、3日に始まった。〔共同〕

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。