大分県宇佐市の住宅で6月、市の貸し出した防災行政無線の戸別受信機が発火した。3年以上入れていた乾電池が液漏れしたことが要因だった。消費者庁は非常用の懐中電灯のように、電池を装填したままにしておく物は、定期的に状態をチェックするよう呼びかけており、長い間使わない機器からは電池を取り外すことを推奨している。

 液漏れは、電池内部の電解液が流れ出たもので、皮膚や目に触れると負傷する危険がある。機器に電池を入れた状態にし続けて放電が続く「過放電」や、電池のプラス端子とマイナス端子を機器の指定の向きと逆に入れる「逆装填」で起こる。

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