最大震度7の揺れを観測し、44人が犠牲になった北海道地震の発生から6年を迎えたことを受け、土砂崩れなどで37人が亡くなった厚真町で7日、追悼式が行われた。遺族ら約150人が参列し、犠牲者の冥福を祈った。

式典では黙とうの後、宮坂尚市朗町長が式辞を述べ、「『強靱(きょうじん)でしなやかな町』『挑戦を諦めない町』として、歩みを進めていく」と決意を語った。

遺族代表で、母親を亡くした中村忠雄さん(62)は「母が手入れしていた花が、数年たっても懸命に咲く姿は『しっかりやりなさい』と厳しいまなざしを向けられているように感じる」と話し、「残された者の使命として、力を合わせて皆さんの遺志を受け継いでいきたい」と誓った。その後、参列者は献花台に花を供えた。

北海道地震の追悼式で献花する遺族ら=7日午前、北海道厚真町

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