2022年に中央大フェンシング部の男子部員=当時(18)=が自殺したのは、上級生のパワハラが原因だとして、青森県むつ市の遺族が大学と当時の上級生3人に計5千万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が6日、青森地裁(工藤哲郎裁判長)であり、被告側はいずれも請求棄却を求めた。  原告側は訴状で「上級生から課された懲罰は精神的、肉体的に過度な苦痛を与えるパワハラで、自殺原因は懲罰以外考えられない」と主張。これに対し、大学側の答弁書は懲罰をパワハラと認める一方、「学外の専門家を交えた調査委員会が懲罰以外の遠因を指摘した」として、懲罰と自殺の因果関係を争う姿勢を示した。


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