1949年に東京の旧国鉄三鷹駅で無人電車が暴走して6人が死亡した「三鷹事件」で、死刑が確定し収容中に45歳で病死した竹内景助元死刑囚の長男が5日、3回目の再審請求を東京高裁に申し立てた。弁護団は都内で記者会見を開き、有罪の根拠とされた元死刑囚の自白は信用性に欠けると強調し、「戦後の歴史の闇に光を当てていきたい」と述べた。  元死刑囚本人が起こした56年の第1次請求は、死亡した67年に手続きが打ち切られた。2011年に長男が第2次再審請求を申し立て、最高裁第2小法廷は今年4月、長男の特別抗告を棄却する決定をし、再審開始を認めない判断が確定した。


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