ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡で観測された「?」の形(NASAなど提供・共同)

 【ワシントン共同】初期宇宙の謎を探るジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が、輝く銀河の中に「?」(クエスチョンマーク)を見つけた。米航空宇宙局(NASA)が4日発表した。46億光年余り離れた銀河団の強い重力で、背後にある銀河がゆがんで見えている。遠くから来る光が途中の天体の重力によって曲がる「重力レンズ」現象だ。  「?」の曲線部分は、近接した二つの銀河の像が複製され、引き延ばされてできている。二つの銀河が衝突し始めたところとみられ、交錯するガスの中で盛んに新しい星が生まれている。下側に偶然「・」に見える別の銀河があったことで「?」の形になった。


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