東京電力福島第1原発を視察し、報道陣の取材に応じる警察庁の露木康浩長官(4日、代表撮影)

警察庁の露木康浩長官は4日、東京電力福島第1原子力発電所の警戒警備状況を視察し、「原発がテロの標的となるようなことがあってはならない」と述べ、体制を強化する考えを示した。福島県大熊町では帰還困難区域などでパトロールにあたる特別警ら隊の拠点を視察し、巡回に当たる警察官を激励した。

同原発では原発特別警備部隊が24時間体制で不審者の警戒警備をしている。敷地内で取材に応じた露木長官は「福島第1原発は非常に高い社会的関心を集めており、警戒力を高める必要がある」と強調。ドローンなど空からの脅威に対処できるよう高度な訓練を実施する意向を明らかにした。

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