国民生活センターによりますと、全国の消費生活センターなどに寄せられた簡単な作業をうたう副業に関する詐欺など、トラブルの相談が昨年度3694件に上り、今年度も7月末までで950件と、前の年の同じ時期のおよそ1.3倍に増えています。
このうち、「1分で稼げる副業」というSNS広告を見て申し込んだという30代の女性は、「いいね」を押すだけで、最初およそ1000円が振り込まれましたが、報酬を引き出すために必要と言われて、合わせて20万円を相手に振り込んだあと引き出せなくなったということです。
また、別の30代の女性は動画を見るだけで報酬が得られ、作業が完了すると戻ってくると言われて、およそ40万円を振り込みましたが、さらに、引き出すためには70万円が必要と言われ、詐欺の被害に気づいたということです。
相手から振り込みを求められた金額の平均は100万円余りにのぼっていて、およそ7割がSNSから副業をうたうサイトに誘導されているということです。
国民生活センターでは、
▽SNSなどで簡単に稼げることを強調する広告は、うのみにせず
▽お金を稼ぐはずなのに、逆に振り込みを求められたら
すぐに消費生活センターに相談してほしいとして、注意を呼びかけています。
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