「岡山県PTA連合会」は1948年に設立され、公立の小中学校のPTAを地域ごとにまとめる団体が加盟して保護者と教職員が会員となり、広報誌作りの研修や県教育委員会への要望などを行っています。
県PTA連合会によりますと、2008年度には会員数はおよそ18万人に達していましたが、今年度はおよそ9800人まで減少しています。
それに伴い、運営の資金となる年会費も減少し、来年度からは赤字が見込まれるため活動が継続できないとして、ことし4月の臨時総会で今年度末での解散を決めたということです。
岡山県PTA連合会の神田敏和会長は「歴史の長い組織を存続することができず、申し訳なく思っている。岡山県がきっかけで全国に解散の連鎖が起きないように願う」と話していました。
岡山県教育委員会によりますと、都道府県レベルでのPTA連合会の解散は全国で初めてだということです。
岡山県教育委員会は「県PTA連合会が解散しても市町村や各校のPTAは存続するため、大きな影響はないと考えているが、県PTA連合会が担ってきた研修会の開催や好事例の周知などはできるかぎりやっていきたい」としています。
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