「ジャニーズ性加害問題当事者の会」は、ジャニー喜多川氏からの性被害を訴える元所属タレントが去年6月に結成し、旧ジャニーズ事務所に対し性加害があったことの認定や謝罪を求めて活動を行ってきました。

去年9月7日には事務所側が会見を開いて性加害があったことを認めて謝罪し、その後、被害を申告した人への補償に向けた手続きが始まり、8月末の時点で497人が補償内容に合意しているということです。

こうした状況を踏まえ、当事者の会は「求めてきた大部分は達成できたかと認識している」として、9月7日で会を解散することを明らかにしました。

今後は、事務所に在籍していたことが確認できていないなどの理由で補償を受けられない人たちに対し、会のメンバーが個人で支援にあたっていくということです。

事務所元スタッフがタレントに性加害 捜査求める署名を提出

一方、性加害問題をめぐっては、ことし3月に旧ジャニーズ事務所の元スタッフ2人が所属タレントに性加害を行っていたことが明らかになり、3日、子どもの虐待問題に取り組む市民団体が、元スタッフの捜査を行うよう求める1万3733人分の署名を、東京・港区の赤坂警察署に提出しました。

団体によりますと、警察から捜査についての明確な回答はなかったということですが、団体のメンバーは「多くの人たちが全容の解明を求めているので、警察にも動いてもらいたい」と話していました。

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